/help以外に使えるスラッシュコマンド全部試した
Claude Codeを使い始めてしばらく経ったころ、ふと気づいたことがあります。
「自分、ずっと/helpしか使ってなかった……」
チャット欄に「/」と打つと、コマンドの一覧がずらっと出てくるのは知っていました。でも何となく難しそうで、全部を試したことはなかったのです。あるとき「全部ちゃんと使ってみよう」と決めて、手当たり次第に試してみました。その記録を今日は公開します。
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スラッシュコマンドとは何か、まず整理する
スラッシュコマンドとは、Claude Codeのチャット欄に「/」から始めて入力する特別な指令のことです。ふつうの会話文ではなく、決まった動作をさせるためのショートカットです。
Claude Codeには21個以上のビルトインコマンドがあり、さらにスキルやMCPを追加するともっと増えます。「/」と打ってEnterキーを押す前に一覧が出てくるので、そこから選ぶこともできます。
では、/helpで見た以外に「これは使える」と思ったコマンドを紹介します。
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毎日使うようになった3つのコマンド
/clear──会話をまるごとリセットする
/clear
これが思っていたより便利でした。
Claude Codeで別のテーマや作業に移るとき、前の会話の文脈を引きずってしまうことがあります。「さっきのコード修正の話を踏まえて」みたいな暗黙の前提が残って、AIが混乱することもあって。
/clearをすると会話履歴が全部消え、まっさらな状態から始められます。「新しいタスクに切り替えるとき」に使うと、余計なコンテキストを引き継がなくて済む。
注意点は、会話は消えてもファイルへの変更は残るということ。編集したファイルは消えません。これは最初に焦ったのですが、仕様として正しい動作です。
/cost──今どれだけ使ったか確認する
/cost
これ、もっと早く使えばよかったと思っています。
/costを打つと、今のセッションでどれだけトークンを使ったか表示されます。「なんとなく高そう」という感覚でしか把握できていなかったのが、数字として見えるようになりました。
重いタスクをやってもらったあと、/costで確認する癖がつくと「このタスクは高い」「これは安い」という感覚が身につきます。それがモデルの使い分けにもつながってくる。使えばわかる、地味に重要なコマンドです。
/model──モデルをその場で切り替える
/model
これを知らなかった頃は、モデルを変えるには一度終了して再起動するものだと思っていました。
/modelと打つと、使うモデルをインタラクティブに選べるメニューが出てきます。Sonnet、Haiku、Opusなど、今のセッションのまま切り替えられる。重いタスクはSonnet、軽い確認作業はHaikuに切り替えるといった使い方が、一度のセッション内でできます。
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「これ知らなかった」と思ったコマンド
/review──今の変更をコードレビューしてもらう
/review
このコマンドは最初「エンジニア向けじゃないか」と思っていたのですが、使ってみたら非エンジニアでも使えました。
コードではなくてもマークダウンファイルや設定ファイルを変更したあとに/reviewを打つと、「この変更に問題はないか」を確認してもらえます。「ちゃんとできているか不安だけど確認の仕方がわからない」というときに、とりあえず/reviewと打ってみるのは一つの手です。
まだ毎回使うわけではないですが、いざというとき知っておくと便利。
/status──今の設定をまとめて確認する
/status
使っているモデル、権限モード、接続しているMCPサーバー、ツールの状態がまとめて表示されます。「なんか挙動がおかしい」と思ったときに/statusを見ると、意外なところで原因が見つかることがあります。
特に複数のMCPを設定している場合、「どれが今有効になっているか」がここで確認できる。セッション開始時に一度叩く習慣をつけると、想定外の設定で動き始めることを防げます。
/fast──速度優先モードに切り替える
/fast
これはまだ使いこなせていないのですが、紹介だけ。
/fastモードはOpus 4.6をスピード最適化した設定で動かすモードで、通常より出力が速くなります。「ちょっと確認したい」「軽いやり取りをしたい」というときに向いているらしい。/fastともう一度打つとオフになります。
正直、体感差がどれだけあるかはまだよくわかっていません。引き続き試行中です。
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コマンド一覧を見る方法
/help
もしくはチャット欄で「/」と打つだけ。そのとき追加しているスキルやMCPが増えていれば、その分コマンドも増えています。
「自分のClaude Codeには今どんなコマンドがあるか」を定期的に確認しておくと、気づかないうちに便利な機能が増えていることがあります。
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読者がClaude Codeに貼れるプロンプト
自分のClaude Codeに今使えるスラッシュコマンドを把握したいときは、こんなプロンプトが使えます:
今私のClaude Codeで使えるスラッシュコマンドを全部リストアップしてください。
それぞれのコマンドについて、「どんなときに使うと便利か」を一言で説明してください。
また、私がまだ使ったことがなさそうなコマンドがあれば、特に教えてください。
これを貼ると、自分の環境に合わせたコマンド一覧と使いどころを整理してもらえます。「一般的な一覧」ではなく、自分が追加したスキルやMCPを含めた形で出てくるのが便利なところです。
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まとめ
- **/clear**:新しいタスクに切り替えるときに会話をリセットする
- **/cost**:トークン消費を数字で確認して、コスト感覚を身につける
- **/model**:セッションを終わらせずにモデルを切り替える
- **/review**:変更内容を素早くレビューしてもらう
- **/status**:現在の設定・接続状態をまとめて確認する
/helpを覚えた次のステップは、「/help以外を使ってみること」です。全部使いこなす必要はないですが、知っているかどうかで作業の幅は変わります。
チャット欄に「/」を打つだけで一覧が出るので、今日一つだけ試してみてください。