/loopを使うとClaude Codeが「勝手に繰り返してくれる」話
Claude Codeを使っていると、こういう場面が出てきます。
「デプロイが終わったか、5分ごとに確認してほしい」
「ファイルの変更を30分ごとにチェックしておいてほしい」
「作業中ずっと監視していてほしいけど、自分はほかのことをしたい」
こういうとき、毎回手動でプロンプトを打ち直さなくても、`/loop`コマンドを使えばClaude Codeが一定間隔で同じ作業を繰り返してくれます。
地味に便利なので、使い方をまとめてみました。
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/loop とは何か
`/loop`は、指定したプロンプトを一定間隔で自動的に繰り返し実行するコマンドです。
「5分ごとに〇〇を確認して」という指示を一度出すだけで、あとはClaude Codeが自動でやってくれます。自分は別の作業をしていてOK。
イメージとしては「番人を立てておく」感覚です。ずっと見張っていてほしいことを任せて、自分は手を離せる。
> 補足:CLIだけの機能ではありません
> `/loop`はClaude Codeに組み込まれたスキルなので、ターミナル(CLI)でもDesktopアプリでもどちらでも使えます。チャット欄に `/` と打てば両方の環境で呼び出せます。「ターミナルに慣れていないと使えない」機能ではないので、Desktopアプリを使っている方もぜひ試してみてください。
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基本的な使い方
構文はシンプルです。
/loop [間隔] [繰り返したいプロンプト]
間隔の書き方の例:
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
| `30s` | 30秒ごと |
| `5m` | 5分ごと |
| `1h` | 1時間ごと |
実際の入力例:
/loop 5m 最新のファイル変更を確認して、エラーがあれば教えてください
/loop 10m output/フォルダに新しいファイルが追加されていたら内容を要約してください
間隔を省略するとデフォルトの10分間隔で実行されます。
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実際に使ってみた例(非エンジニア向け)
例1:処理の完了を監視する
長い処理を走らせているとき、完了したかどうかを確認し続けるのは面倒です。
/loop 2m output/result.txt というファイルが存在するか確認してください。存在したら内容を教えて、存在しなければ「まだ処理中」と教えてください
2分ごとにファイルの存在を確認してくれます。完了したら教えてもらえる。
例2:フォルダの変化を追う
/loop 15m /Users/自分/Downloads フォルダに新しいファイルが追加されていたら、ファイル名と更新日時を教えてください
ダウンロードフォルダに何か届いたら教えてもらえます。
例3:作業のリマインダー代わりに使う
/loop 30m 今の時刻と「30分が経ちました。休憩を取りましょう」と表示してください
強制的にリマインダーを出し続けてもらう、という使い方もできます。ちょっとしたタイマー代わりになります(これは試してみて実際に使っています)。
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重要な制限:セッションが終わると消える
ここが一番大事なポイントです。
`/loop`で作ったタスクは、Claude Codeのセッションを閉じると消えます。
ターミナルを閉じたり、PCをシャットダウンしたりすると、設定したループはすべてリセットされます。次に起動したときには残っていません。
また、`/loop`が実行されるのはClaude Codeがアイドル状態のとき(何か作業中でないとき)だけです。別の会話や処理をしている最中は待機してくれます。
さらに、タスクは3日後に自動で期限切れになります。
| 制限事項 | 内容 |
|---|---|
| セッション終了 | ループが消える |
| 実行タイミング | アイドル時のみ |
| 自動期限切れ | 3日後 |
「寝ている間も動かし続けたい」という場合は、後述するRoutinesを使う必要があります。
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/loop でできること・できないことの整理
できること:
- セッション中の定期的な確認作業
- ファイルの変化の監視
- 処理の完了待ち
- 一定間隔のリマインダー
できないこと:
- PCの電源を落としても動かし続ける
- セッションをまたいで継続する
- 3日以上の長期スケジューリング
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もっと長く動かしたいなら:Routines
「セッションを閉じても動き続けてほしい」「毎週決まった曜日に実行してほしい」という場合は、Routines(ルーティン)という機能が別にあります。
Routinesはクラウド上で動くので、PCを閉じていても動き続けます。ただし、コードリポジトリとの連携が基本になっているため、プログラミング知識が必要な部分もあります。
非エンジニアが日常的な作業の監視に使うなら、まずは`/loop`で十分なケースが多いです。「Routinesが必要になる状況」になったら、そのとき改めて調べればよい。
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読者がClaude Codeに貼れるプロンプト
`/loop`を使って何ができるかアイデアを出してほしいときは、こんなプロンプトが使えます:
私は現在こんな作業をしています:
[あなたの作業内容を書く]
この作業の中で、/loopコマンドを使って自動化・定期監視できそうなことはありますか?
具体的な /loop コマンドの例を3つ提案してください。
間隔と繰り返すプロンプトをセットで書いてください。
自分の作業内容を書いて貼ると、その状況に合わせた`/loop`の使い方を提案してもらえます。
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まとめ
- **`/loop [間隔] [プロンプト]`** で定期的な繰り返し作業を自動化できる
- 間隔は `30s`(30秒)、`5m`(5分)、`1h`(1時間)などで指定
- **セッションを閉じるとループは消える**(永続化しない)
- アイドル時のみ実行・3日で自動期限切れ
- 非エンジニアには「監視・完了待ち・リマインダー」用途が使いやすい
- 長期自動化には Routines を検討する
「毎回同じことを確認するのが面倒」と思っていた作業が、`/loop`一行で解消されることがあります。まずは5分間隔の監視タスクを一つ試してみてください。