CLAUDE.mdに書くだけで、AIがあなたの分身になる話
CLAUDE.mdを設定してから、Claudeとのやりとりがガラッと変わりました。
以前は毎回「日本語で答えてください」「コメントは不要です」「コミットは指示があるまでしないで」と打ち込んでいた。毎回です。それが全部不要になった。しかも、「あ、この人はこういう仕事スタイルなんだ」と理解した上で動いてくれるようになった感じがして、なんというか、自分専用のアシスタントを持った感覚がありました。
今回は、実際に私が使っているCLAUDE.mdの中身を晒しながら、何を書くと効果的かをお伝えします。
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CLAUDE.mdに自分のスタイルを書くと、毎回の説明が不要になる
最初に結論から言います。
CLAUDE.mdに書いたことは、Claude Codeを起動するたびに自動で読み込まれます。
つまり、「私はこういう人間で、こう作業して、こういうことは絶対やめてほしい」という情報を一度書けば、以後ずっと有効なんです。毎回同じ指示を打ち込む必要がない。
これだけ聞くと「ただの設定ファイルじゃないか」と思うかもしれません。でも使い始めてわかったのは、CLAUDE.mdに自分のスタイルを書くのは、「AIに仕事の流儀を伝える」作業だということです。
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CLAUDE.mdはどこに置けばいいか
CLAUDE.mdは3か所に置けます。
- **ホームディレクトリ** (`~/.claude/CLAUDE.md`): 全プロジェクト共通のルール
- **プロジェクトルート** (`./CLAUDE.md`): そのプロジェクト専用のルール
- **`.claude/` フォルダ内**: プロジェクトルートと同様
私は最初、プロジェクトごとに作るのが正解だと思っていました。でも試しているうちに、「自分という人間の仕事スタイル」はどのプロジェクトでも共通だと気づいて、ホームディレクトリに置くようにしました。
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実際に使っているCLAUDE.mdを公開します
かなり個人的な内容ですが、そのまま公開します。
# Global CLAUDE.md
## Language & Communication
- ユーザーとの会話はすべて日本語で行う
- 簡潔で要点を押さえた回答を心がける
- コードコメントを含め、すべて日本語で記述する
## Code Style
- 既存コードのスタイル・命名規則に従う
- 不要なリファクタリングや機能追加はしない
- 変更していないコードにdocstring・コメント・型注釈を追加しない
## Git Workflow
- コミットメッセージは日本語で簡潔に書く
- コミットは明示的に指示された場合のみ行う
- git push は確認なしに実行しない
## Security
- .envやクレデンシャルファイルをコミットしない
- 機密情報を含む可能性のあるファイルは警告する
## Cost Optimization
- 回答は必要最小限の長さにする。冗長な前置き・まとめ・繰り返しを避ける
- デフォルトモデルはSonnet。Opusは複雑なタスクにのみ使用する
シンプルに見えますが、これだけで毎回の指示がかなり減りました。
特に効いているのが 「コミットは明示的に指示された場合のみ行う」 というルール。これを書く前は、ちょっとした変更でもClaudeが勝手にgit commitしようとしてヒヤヒヤしていました。今はそれがゼロです。
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CLAUDE.mdの書き方:3つのカテゴリで考える
CLAUDE.mdに何を書けばいいか。内容は大きく3つに分けられます。
1. コミュニケーションスタイル
どんな言語で話してほしいか、回答の長さはどうか、専門用語の使い方はどうか、といった「話し方の癖」を書きます。
私のように「日本語で、簡潔に」というシンプルな指定でも十分です。
2. やってほしくないこと(禁止事項)
これが一番効果的だと感じています。
「勝手にgit pushしない」「コミットは指示があるまでしない」「設定ファイルを変更するときは確認する」など、「これをやられると困る」という行動を明示的に禁止するのが鉄板です。
AIは親切なので、頼んでいないことも「役に立ちそう」だとやってしまいがちです。それを防ぐのがCLAUDE.mdの役目でもあります。
3. プロジェクト固有の文脈
「このプロジェクトはPython 3.11を使っている」「テストはpytestで書く」「デプロイはGitHub Actionsで行う」といった情報は、プロジェクトルートのCLAUDE.mdに書くと効果的です。
ただし、書きすぎは逆効果です。あるドキュメントには「200行を超えると指示を無視し始める可能性がある」と書いてありました。「このルールがないと失敗するか?」という視点で取捨選択するのが良いと思います。
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試してみてわかった「意外な効果」
CLAUDE.mdを書き始めて気づいたのは、自分の仕事スタイルを言語化するプロセス自体が価値あるということです。
「自分はどんな指示の仕方をするか」「何をAIにやってほしくて、何は自分でやりたいか」を明文化することで、AIとの協働のルールが自分の中でも整理されました。
まだ全部わかっているわけではないです。たとえば「どの粒度でルールを書くべきか」は今も試行中です。細かく書きすぎると本当に大事なルールが埋もれるし、大雑把すぎると効果が薄い。このバランスは、使いながら少しずつ調整していくしかないと思っています。
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今すぐ試せるプロンプト
自分のCLAUDE.mdを作ってみたい方は、まずClaude Codeのチャット欄に以下を貼ってみてください。
私の作業スタイルに合ったCLAUDE.mdのドラフトを作ってください。
以下が私の状況です:
- 非エンジニア(プログラミング経験なし)
- Claude CodeをメインにWebサービスやブログ運営に使っている
- 日本語でやりとりしたい
- コミットやプッシュは自分の確認後にしてほしい
- 回答は簡潔にしてほしい(長い説明は不要)
- セキュリティを意識した操作をしてほしい
これらを反映したCLAUDE.mdを、コピーしてすぐ使える形で出力してください。
このプロンプトを叩くと、自分用のCLAUDE.mdのたたき台を作ってくれます。あとは中身を読んで「これは違う」「これは追加したい」と調整していくだけです。
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まとめ
- CLAUDE.mdはClaude Codeが起動のたびに読み込む「自分の仕事スタイルを伝えるファイル」
- ホームディレクトリに置くと全プロジェクトで有効になる
- 「コミュニケーションスタイル」「禁止事項」「プロジェクト固有の文脈」の3カテゴリで整理する
- 書きすぎると逆効果。「このルールがないと失敗するか?」で取捨選択する
- 自分の作業スタイルを言語化するプロセス自体に価値がある
CLAUDE.mdを一度書いてしまえば、毎回の「こうしてほしい」という説明が不要になります。地味なファイルですが、Claude Codeを使い続けるなら最初に設定しておいて損はないと思います。
ぜひ試してみてください。