AIに作業リストを管理させたら迷わなくなった話
Claude Codeのタスク管理機能を使い始めてから、「次は何をすればいい?」という迷いがほぼなくなりました。
正確に言うと、迷わなくなったというより「迷う必要がなくなった」という感じです。AIが今やっていること・次にやること・終わったことを常に整理してくれるので、自分の頭をその管理から解放できるようになりました。
今回は、Claude Codeに内蔵されている作業リスト管理の機能(`TodoWrite`)の話です。
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Claude Code タスク管理の答え:AIが作業リストを自動でつくってくれる
一言で言えば、Claude Codeが作業手順を自分でリスト化して、進行状況をリアルタイムで更新してくれる機能があります。
ターミナルにこんな表示が出たことはないでしょうか。
☐ ファイルの構造を確認する
☑ 既存コードのレビュー
▶ 新しい関数を追加する
これがClaude Codeの「TodoWrite」(トゥードゥーライト)と呼ばれる組み込みツールが生成するタスクリストです。Claude Codeが作業を始める前に、やることを自動で整理してくれます。
黒い画面に突然現れて最初は「何これ?」と思ったのですが、使い込むうちに「これがないと不安」になりました。
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使う前と使い始めてからの変化
使う前: 複雑な作業をClaudeに頼むとき、Claudeが今どこにいるのかよくわかりませんでした。途中で「あれ、この作業まだやってないよね?」と確認したり、手順が飛んでいないか心配したりしていました。
使い始めてから: 作業の全体像がターミナルに常に表示されているので、進行状況が一目でわかるようになりました。特に複数の手順が絡む作業で効果てきめんでした。
感覚的には、「信頼して任せられる」感じが増した気がします。
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TodoWriteが自動で動く場面
Claude Codeは以下のような状況でTodoWriteを自動的に使い始めます。
- 複数のステップを含む作業を依頼したとき
- 「〇〇して、それから△△して、最後に□□してほしい」という連続指示
- ファイルを複数操作する場合
ただ、自動発動は確実ではないと感じています。シンプルな1ステップの作業だと出てこないことが多いです。
確実にタスクリストを使ってほしいときは、明示的に頼む方が安定します。
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読者がそのまま使えるプロンプト
タスクリストを確実に出してもらいたいときは、冒頭にこう書き添えるだけです。
作業を始める前に、全手順をToDoリストにまとめてから実行してください。
[ここに普通の指示を書く]
例:
・src/config.pyの設定を確認する
・tests/フォルダにテストを追加する
・READMEの手順を更新する
これだけでClaudeがきちんとリストを作成してから作業を開始してくれます。
複数のファイルを触る作業や、順序が重要な手順があるときに特に便利です。ブログ記事の執筆・編集・投稿のような流れ作業にも使えます。
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タスクのステータスは3種類ある
TodoWriteが管理するタスクには3つの状態があります。英語のラベルがついていますが、意味はシンプルです。
| 状態(ラベル) | 意味 |
|---|---|
| pending(待機中) | まだ始まっていない |
| in_progress(実行中) | 今やっている |
| completed(完了) | 終わった |
「実行中(in_progress)は必ず1つだけ」というルールがあるのが個人的には気に入っています。人間のタスク管理でよくある「全部やりかけになってる問題」が起きないからです。
Claudeはタスクを完了したら即座にcompletedに更新してくれるので、見た目が常に最新の状態に保たれます。
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2026年1月にTasks機能にアップグレードされた
ここからは少しマニアックな話になりますが、Claude Codeのバージョンv2.1.16から「Tasks」という新機能が追加されました。
従来のTodoWriteがセッション内のリスト管理だったのに対し、Tasks機能では:
- タスクが`~/.claude/tasks/`フォルダに保存されるようになった
- **会話(セッション)をまたいでタスクが持続する**
- 複数のClaude Codeセッション間でタスクを共有できる
正直なところ、これはまだ自分でも試行中です。日常的な使用では普通のTodoWriteで十分だと感じています。「今日の途中まで、続きは明日」という使い方ができそうで注目はしているのですが、まだ使いこなせていません。
Tasks機能は複雑なプロジェクト管理向けかな、というのが今の印象です。
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実際に使ってみて気づいたこと
いくつか正直な感想を書いておきます。
よかった点:
- 「今どこまで進んでいるか」が常にわかる安心感
- 作業が止まったとき(エラーが出たときなど)、どこから再開するかが明確
- Claudeが自分で作業を整理するので、こちらの指示が多少雑でも上手くやってくれることが増えた
まだわからない・課題だと感じていること:
- Tasks機能の複数セッション連携は、どんな場面で一番効果が出るのか
- 長い作業でリストが増えすぎたときの管理方法
- リストをリセット・削除するタイミングの見極め
特に3つ目は今も悩んでいます。古いタスクが残りすぎると、どこからが今の作業かわかりにくくなる気がして。これは使いながら自分なりのルールを作っていく必要がありそうです。
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まとめ:Claude Codeのタスク管理で変わったこと
- `TodoWrite`機能で複数ステップの作業を自動でリスト化できる
- 「タスクをToDoリストにまとめてから実行して」と冒頭に書くと確実に動く
- 状態はpending(待機)・in_progress(実行中)・completed(完了)の3種類
- 2026年1月からTasks機能に進化し、会話をまたいだ管理も可能になった
- 日常使いはTodoWriteで十分。大型プロジェクトにはTasks機能を試す価値あり
「次は何をすればいい?」という迷いをAIに肩代わりしてもらえるのは、思っていたよりずっと快適でした。作業の手順管理にエネルギーを使わなくてよくなった分、「何を作るか・何を伝えるか」という本質的な部分に集中できる感じがします。
まだ使ったことがない方は、ぜひ次の複数ステップ作業のときに試してみてください。
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